生産者のおはなし&素材の魅力

香り高く、健やかな味を届けたい
〜城下町松江のお茶〜

SPEAKER→有限会社 お茶の三幸園

2021年04月05日

松江市は、京都・金沢と並ぶ日本三大和菓子処。松江藩七代藩主の不昧公(松平治郷)が茶人であったことから茶の湯の文化が広まり、今でも和菓子とともに煎茶や抹茶が生活の中に溶け込んでいます。島根の味を大切にしてお茶を作り続ける「三幸園」に、その魅力を聞きました。

三幸園

茶文化が暮らしに根付く城下町・松江で
真心を込め、幸せを届けるお茶を作る

「三幸園」は1979年の創業から「一葉一葉に真心を」をモットーに、お客様に喜んでいただけるお茶作りに励んでいます。社名は、お茶の生産者、お茶を飲むお客様、お茶を作ってお届けする私たちの三者がみんな幸せであることを願ってつけられました。城下町松江は茶処であり、抹茶も煎茶もたくさん飲まれる地域です。全国的にも抹茶の消費量が多く、煎茶も全国で5指に入る消費量。和菓子店もたくさんあり、一般家庭でもコーヒー感覚で飲んでいる方が多く、江戸時代から広まった不昧公の茶文化が生活に根付いていることが感じられます。三幸園では、松江や出雲、邑智など島根県産のお茶を中心に取り扱い、専用の畑で栽培された希少な松江産の抹茶も販売。島根は寒暖差が大きく、山がちな地域は雪が多いため、茶葉が美味しさを蓄える条件が揃っています。山間地が多いこともあり生産量は多くありませんが、品質が高いお茶が取れる風土です。

三幸園

様々な種類の三幸園のお茶

上質で香り高い島根のお茶
ヘルシーな和のハーブティーも人気

お茶の個性は種類や産地、栽培方法によって異なります。色・香・味(苦渋味・旨味・甘味)の心地よいバランスを考慮してブレンドし、多様な魅力のある満足度の高いお茶を目指しています。ティーバッグタイプもあるので、マグカップで手軽に楽しんでいただきたいです。店頭では苦渋味を過度に出さず、そのお茶本来の味が引き立つ煎れ方をお伝えしています。人気の銘柄の一つ「千鳥の里」は、深みのある旨味と渋味があります。進物によく使われ、お土産にぴったりの少量パッケージのものもあります。「八重みどり」は優しい味で、青みのある香りが若葉のように爽やか。社名を冠する「三幸」は柔らかい口当たりでまろやかな風味です。ぜひ飲み比べてお好みのお茶を見つけてください。お茶を身近なものとして楽しんでいただけるよう、オリジナルスイーツも開発。サブレをはじめ、ロールケーキ、生チョコ、チョコテリーヌなど香り高い抹茶をふんだんに使っています。冷凍販売も対応し、お取り寄せも可能です。

様々な種類の三幸園のお茶

伝統的な煎茶・抹茶だけでなく、最近は和の食材を使ったハーブティーも手掛けています。シソ、ショウガ、クワ、ワサビ、ゴボウ、シモン、クロモジ、ユズ、クロマメなど、主な材料は地元の野菜。漢方茶やサプリのような感覚で飲まれる美容・健康志向のお客様が多いです。例えば、あっさりとした風味のシソは花粉症、ピリリとしたショウガは冷え、ビタミン・ミネラル豊富なクワは血糖値、ミントのように爽やかな香りのクロモジはストレス、焼酎の原料となるサツマイモのシモンは血圧と、気になることに合わせて選んでいただいています。ノンカフェインなのでいつでも飲め、お休み前やリラックスしたい時にもぴったり。ティーバッグタイプなので簡単に煎れられ、水筒にもぴったり。海外でも日本の健康的なノンカフェインハーブティーとして注目されています。毎日の健康づくりに、癒やしに、気軽に楽しんでいただきたいです。

有限会社 お茶の三幸園

〒690-0826 島根県松江市学園南二丁目16番5号

TEL 0852-25-0885/FAX FAX 0852-22-7771

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